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【SAP】MMモジュール『供給元一覧』を徹底解説!設定方法や供給元の決定方法とは?

『供給元一覧』は、MMモジュールで使用するマスタです。供給元一覧の使用は必須ではなく、供給元一覧を使用しない企業もあります。

『供給元一覧』とは

『供給量元一覧』は、品目×プラント単位で登録するマスタで、同一品目を複数の仕入先から調達することができる場合、それらの仕入先を管理します。

登録画面(トランザクションコード:ME01)からマニュアルで登録することも可能ですが、供給元一覧登録画面以外から自動作成を行うことも可能です。自動作成方法については、以下の「自動登録方法」で解説しています。

  • 供給元一覧:登録(Tr-Code:ME01
  • 供給元一覧:変更(Tr-Code:ME02
  • 供給元一覧:照会(Tr-Code:ME03

『供給元一覧』の主要項目

第一画面

第一画面はとてもシンプルで、キー項目となる「品目」と「プラント」を入力します。

項目名 使用用途
品目 供給元一覧を設定する品目を入力。
プラント 入力した品目に対し、供給元一覧を設定するプラントを入力。

 

供給元入力画面

次の画面で、第一画面で入力した品目と仕入先に対し、供給可能な仕入先を登録していきます。

項目名 使用用途
有効開始日 仕入先が該当品目を供給することのできる有効期間の開始日付
有効終了日 仕入先が該当品目を供給することのできる効期間の終了日付
仕入先 該当品目を供給することのできる仕入先を入力。
購買組織 該当品目を入力した仕入先から調達する際の購買組織。
固定供給元 複数の仕入先が設定されている場合、優先的に使用する仕入先に設定するフラグ項目。
ブロック供給元 入力した仕入先からは該当品目を調達しない場合に設定するフラグ項目。

 

『供給元一覧』の使用有無設定

供給元一覧を使用するかしないかは、2つのレベルで設定することが可能です。

1. プラントレベル

『供給元一覧』の使用をプラントレベルで設定を行う場合、カスタマイズで設定します。プラントレベルで設定した場合、該当プラントで購買発注を行う際は、必ず供給元一覧をメンテナンスしなければなりません。

2. 品目レベル

『供給元一覧』の使用を品目レベルで設定を行う場合、品目マスタで設定をします。品目マスタの購買管理ビューにあるフラグ項目「供給元一覧」にチェックを入れます。

 

自動登録方法

供給元一覧の自動作成する場合、3つの方法があります。

1. 自動登録

トランザクションコード 'ME05' で品目とプラントを入力し実行すると、購買情報マスタや購買基本契約を参照して自動で『供給元一覧』を登録します。

2. 購買情報マスタから登録

購買情報マスタのメンテナンス画面(Tr-Code:ME11/ME12)で、「供給元一覧」をクリックすると購買情報マスタの内容で『供給元一覧』が生成されます。

3. 購買基本契約から登録

購買基本契約のメンテナンス画面(Tr-Code:ME31K・ME32K)で、「供給元一覧」をクリックすると購買基本契約の内容で『供給元一覧』が生成されます。

 

最後に

ここまで、供給量一覧について、項目や登録方法などを説明してきました。『供給元一覧』はMMモジュール固有のマスタで、必ずしも使用するマスタではありません。しかし、MMモジュールを担当する際はおさえておくべきマスタですので、参考にしていただければと思います。

まとめ

  • 『供給元一覧』は、品目とプラントをキーに登録する。
  • 『供給元一覧』の使用有無は、プラントレベルと品目レベルで設定可能。
  • 『供給元一覧』は、マニュアル登録のほかに3つの自動登録方法がある。

 

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