私は大学卒業後、新卒で日系の大手メーカーに就職しました。しかし数年で退職してしまい、その後数ヶ月のアルバイト生活を経て、20代で大手総合コンサルティングファームに転職しました。コンサルティングファームには約8年在籍しています。新卒で入社した会社を退職してしまい自信も無くなっていましたし、コンサル未経験だったため、当時は転職することに不安がありましたが、今では結果的にコンサルに転職して良かったと心から思っています。コンサルに転職をしたからこそ、キャリアの幅が広がった上、自分の市場価値も上がりました。
初めにお伝えしたいのは、新卒での就活が人生の全てではありません。新卒で入社した会社は、ただの社会人としての一通過点でしかありません。新卒での就活に失敗して一時はどん底だった私がコンサルに入社してキャリアアップした経験から、20代でのコンサルへの転職をおすすめする理由をまとめました。新卒での就活に悩んでいる方にぜひ読んでいただければと思います。
目次
はじめに ~新卒で就活に失敗した話~
私自身、新卒で入社した会社をすぐに退職してしまいました。退職理由は複数あったのですが、定年退職まで勤める風潮のある歴史の長い会社だったので、退職時は周りから色々なことを言われてしまいました。また、転職先が決まっていたわけではなく、退職してしばらくはアルバイト生活でした。入社して比較的早く退職してしまい自分に自信もなくなっていましたし、新卒での就活を失敗したと悩んでいました。しかし、このままではいけないという思いから就職活動を初めました。
転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談をしながら準備をし、最終的には転職活動を始めてから2か月で大手総合コンサルティングファームからの内定を獲得することができました。そして、コンサルで数年経験を積んだことで、多くのスキルを身に付けることができ、また自分の市場価値が上がり、キャリアの幅がぐっと広がりました。
新卒で就活に失敗しても、自分次第で今後のキャリアの可能性はいくらでも広がります。当時の私と同じような新卒での就活に悩んでいる方には、私の経験を参考にしていただき、今後に希望を持っていただきたいと思います。
20代でコンサルへの転職をおすすめする理由
1. 第二新卒・転職は入社しやすい
まずお伝えしたいのは、第二新卒や既卒でもコンサルに入社することは可能という点です。新卒で大手コンサルティングファームに入社するのはかなりハードルが高いです。私自身もコンサルにいましたが、毎年新卒で入社してくる社員はとても優秀でした。実際に採用面接官を担当したこともありますが、厳しい選考を突破していく学生たちのレベルの高さを実感しました。
一方、第二新卒や転職の場合は、新卒に比べて倍率が下がります。企業側の採用人数に対してまた、新卒ほど選考が厳しくないケースも多いので、応募者数が少ない事実もあります。新卒就活ではコンサルを諦めた人でも第二新卒や転職であれば入社できる可能性は大幅に上がります。
2. 給与水準が高い
これは言うまでもないのですが、私もメーカーからコンサルに転職し給与が上がりました。私の場合、コンサル転職して4年目には年収1,000万円を超えています。もちろん、給与が高いということは、それなりに仕事も忙しい時期がありますし、プレッシャーなどストレスのかかるタスクもあります。しかし、その分学びが多いので、お金をもらいながら自分の価値が高まっていくことは、コンサルの魅力だと思います。
3. 多くのスキルが身につく
コンサルの仕事内容は幅広く、コミュニケーション能力、ドキュメンテーション(資料作成)能力、プレゼンテーション能力、論理的思考能力、リーダーシップスキルなど、様々なスキルが求められます。そしてこれらのスキルを使って、常に高い品質で効率的にアウトプットしなければなりません。これは、コンサルだけではなく様々な業種や分野で活かすことのできる能力なので、今後のキャリアで必ず役に立つ強みになります。
転職当初は会議で発言することも緊張していましたし、資料の出来もボロボロでしたが、気がつくと会議を進行することが好きで、資料作成が得意だと思うまでになりました。現在は副業で全く異なる業界の仕事をしていますが、コンサルで培ったスキルが役に立っています。
4. キャリアの幅が広がる
多くの経験を通して様々なスキルが身につくということは、自身の市場価値が上がるということです。コンサルでの経験があるとその経歴を評価してもらえるため、次のキャリアの選択肢が増えます。一度コンサルティングファームに入社したからといって、一生コンサルタントとして働く必要はありません。繰り返しになりますが、コンサルで培うスキルは、どの業界でも応用の利くスキルです。数年でもコンサルでの経験がのちの自分のキャリアの選択の幅が大いに広がります。
数年でもコンサルでキャリア経験を
新卒でキャリア形成に失敗したと思う人もいるかもしれません。何度も言いますが、新卒就活はひとつの通過点でしかなく、自分次第で今後のキャリアの幅はいくらでも広がります。今度のキャリアに悩んでいる方は、まずはすぐに転職を視野に動き出してみてください。特に第二新卒や既卒は、若ければ若いほど有利です。
20代におすすめの転職エージェント
新卒に比べると第二新卒や転職は、コンサルへの入社のハードルが下がるとお伝えしましたが、それでも最低限の準備や対策が必要不可欠です。転職活動は、エージェントの力を借りずにすることも可能ですが、転職エージェントに登録してキャリアアドバイザーの支援のもと準備や対策を行った方が確実に成功率が上がります。
本気で転職の成功させたいのであれば、転職エージェントは利用すべきです。ただし、すべてのエージェントに登録する必要はありません。自分のニーズ合っていると思うエージェントを選び、2~3個登録することをおすすめします。
1. リクルートエージェント
オススメ度:★★★★★
公式サイト:https://www.r-agent.com/
特徴:
- 業界最大手の転職エージェント
- 大量の非公開求人情報を保有
- 求人情報の質が高く、多くの企業と連携している
こんな人におすすめ:
- 業界最大手エージェントの手厚いフォローを受けたい人
2. マイナビ ジョブ20's
オススメ度:★★★★★
公式サイト:https://mynavi-job20s.jp/
特徴:
- 20代・第二新卒・既卒向けの転職エージェント
- 20代の未経験者や経験の浅い人向けの求人が多数
こんな人におすすめ:
- 経歴が浅く経験が少ない人
- 現職(前職)とは異なる業界に転職したい人
3. doda
オススメ度:★★★★☆
公式サイト:https://doda.jp/
特徴:
- キャリアタイプや合格診断、年収査定などの診断ツールが豊富
- 未経験者や経験の浅い人向けの求人も多数
こんな人におすすめ:
- 診断ツールを使用して、自分のタイプや強み・弱みを把握したい人
- 転職経験者の体験を参考にしたい人
4. ASSIGN(アサイン)
オススメ度:★★★★☆
公式サイト:https://assign-inc.com/
特徴:
- 初回面談では案件の提案はない
- まずは、初回面談で現職での経験や課題、目指したい将来像を相談
- その上でキャリアプランや案件を提案してもらえる
こんな人におすすめ:
- 現職である程度の経験をしており、今後のキャリアプランに悩んでいる人
- 自分の次のキャリアプランが明確でない人
最後に
繰り返しになりますが、新卒就活で失敗しても社会人としてのいち通過点でしかありません。自分次第で今後のキャリアの可能性はいくらでも広がります。悩んでいる方は、転職エージェントに登録してキャリアアドバイザーに相談したり、診断ツールで自分の可能性を考えるなど、すぐにでも動き出してみてください。